つくば市は一般社団法人ベンチャー・カフェ東京(代表理事:山川恭弘)と共に「Tsukuba Startup Night 2023」を開催します。
本イベントは、筑波研究学園都市から生まれる研究開発型スタートアップに対する支援のポイントやスタートアップ側から見た支援のポイントなどをディスカッションし、より良い支援の構築へとつなげていくものです。
また、現地会場では交流の場を設け、参加者間の新しい繋がりを創出し、そこから生まれる新たなチャレンジを次のスタートアップへとつなげていきます。
これまで1,900名を超える方々とCONNECTしてきた「Tsukuba Startup Night」。
世界に誇るアカデミアである筑波研究学園都市を抱えるつくば市では、2017年から研究シーズの事業化をとおして社会課題の解決や新たな産業の創出を目指して日々走り続けています。
他方、筑波大や産総研、NIMSなどの国の研究機関においても事業化支援が加速する中、スタートアップ支援にはアカデミア、支援機関、行政を有機的に繋げ、支援を連動させていくことが必要であるとの共通認識が芽生えてきたことを契機として、2020年に「つくばスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム」を設立し、研究開発型スタートアップの創出や成長支援について、連携を開始しました。2022年にはつくば市がスーパーシティ型国家戦略特別区域として区域指定され、社会に寄り添うテクノロジーの社会実装に向けた動きが加速しています。
つくばの研究成果は海外でも注目され、つくば市では2019年に米国CIC、2022年にルクセンブルクLUXINNOVATIONとの連携を開始しました。民間企業においても、物流のグローバル企業であるプロロジス社がつくばに社会実装支援施設をオープンし、我々とも連携を進めています。また、2023年10月にアステラス製薬・三井不動産・米国Biolabsが連携し、つくば・柏の葉エリアでライフサイエンス・エコシステムの発展に向けて動き出したところです。
今回のTsukuba Startup Night 2023では、「ディープテックと未来をつなぐTSUKUBAのエコシステム」をテーマに、今後のスタートアップ支援やエコシステム醸成に向けてのつくばへの期待、スタートアップ側から見た研究開発型スタートアップ支援のポイント、テクノロジーが都市や市民にどのように貢献していくかなどをディスカッションし、多くの方々との繋がりを育み、具体的な社会インパクトの創出に向けて次の一歩へとつなげていきます。
つくばならではのスタートアップ・エコシステムを東京で体感する機会です。テック・スタートアップによる展示も予定しています。ぜひ、ご参加ください!
■イベント概要
【日時】令和5年12月7日(木)16:00~21:00(開場:15:30)
【場所】CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階)
【テーマ】ディープテックと未来をつなぐTSUKUBAのエコシステム
【開催方法】現地参加(最大250名)及びオンライン(500名程度)
【参加費】無料
【参加・取材申込】以下いずれかのホームページからお申込みください。
・Peatixホームページ
・ベンチャー・カフェ東京ホームページ
【主催】つくば市
【共催】一般社団法人ベンチャー・カフェ東京
【後援】内閣府(予定)、文部科学省、経済産業省(予定)、ルクセンブルク貿易投資事務所
【運営】株式会社しびっくぱわー
■プログラム概要
セッション概要 / スケジュール
◇4:00pm – 4:05pm
来賓挨拶 [日本語/JPN]
・今枝 宗一郎(文部科学副大臣)*予定
(予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。)
◇4:05pm – 4:35pm
TSUKUBA STARTUP NIGHT 2023の楽しみ方/How to enjoy TSUKUBA STARTUP NIGHT 2023 [日英/JPN &ENG]
◇4:35pm – 4:45pm
つくばのスタートアップ・エコシステムの現在 [日本語/JPN]
世界有数の研究学園都市であるつくばエリアにおけるスタートアップ界隈の現在地をご紹介します。
・屋代 知行(つくば市政策イノベーション部スタートアップ推進室 室長)
◇4:50pm – 5:45pm
キーノートスピーチ~「研究開発型スタートアップ」成長のターニングポイントとこれからの未来について [日本語/JPN]
体験を共有できるボディシェアリングといわれる人間とコンピューター間の情報交換についての研究でグローバルに注目を集める玉城氏から、研究者・教授であり起業家・経営者でもあるご自身の経験(これまでの隆盛やターニングポイント)を踏まえて、大学や研究機関発スタートアップが成長していくために必要と感じてきたこと、また未来社会に対してどのように貢献していくのかいった論点に焦点を当て、お話しいただきます。
・玉城 絵美(H2L株式会社 代表取締役社長 / 琉球大学 工学部教授)
◇5:55pm – 6:45pm
“What Does Tsukuba Need to Nurture Global Startups?” / グローバルスタートアップが育つ街”つくば”に必要なものとは? [英語/ ENG]
This panel discussion will explore how Tsukuba City can develop as an international innovation hub based on the successful Luxinnovation model. We will introduce Luxembourg’s innovation policies and programs and discuss how these can be applied to the startup ecosystem in the Tsukuba area and in local communities in Japan.
このパネルディスカッションでは、LUXINNOVATIONの成功モデルを基に、つくば市が国際的なイノベーションのハブとしてどのように発展できるかを探求します。ルクセンブルクのイノベーション政策とプログラムを紹介し、これらがつくばエリアや日本の地域社会のスタートアップエコシステムにどのように適用されうるかを議論します。
・David Foy(LUXINNOVATION Head of International Business Development – Digital Economy)
・藤本 あゆみ | Ayumi Fujimoto(Plug and Play Japan株式会社 執行役員CMO、一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事 | Executive officer CMO of Plug and Play Japan / President of Startup Ecosystem Association Japan)
・鈴木 絵里子 | Eriko Suzuki Schweisgut(Kind Capital ファウンダー兼代表取締役 | CEO and Founder of Kind Capital)
・平山 雄太 | Yuta Hirayama(つくば市顧問、IDEAPOST株式会社代表取締役社長 | Advisor to Tsukuba City、Founder/CEO of IDEAPOST)◆モデレーター
◇6:55pm – 7:45pm
つくば発ライフサイエンス・エコシステムの未来 [日本語/JPN]
グローバルに活動する製薬企業のアステラス製薬株式会社は、三井不動産株式会社、米国BioLabs Global,Inc.と連携し、今年10月からつくば研究センターの一部にオープンイノベーション拠点「SakuLab™-Tsukuba」を開設し、柏の葉との連携も見据えたライフサイエンス・エコシステムを始動させました。また、筑波大学ではつくば臨床医学研究開発機構(T-CReDo)がこれまで医療アントレプレナー育成プログラム「Research Studio powered by SPARK」を開催し、国際展開を視野に入れた医療シーズの事業化促進を図っています。
つくばが持つポテンシャル、コロナ禍後の製薬業界の動向などから、「SakuLab™-Tsukuba」を起点としたグローバルなライフサイエンス・エコシステムへの期待と展望をお話しいただきます。
・志鷹 義嗣(アステラス製薬株式会社 専務担当役員研究担当)
・三枝 寛(三井不動産株式会社 フェロー(ライフサイエンス担当))
・町野 毅(筑波大学つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDo)副機構長)
・大堀 誠(東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 パートナー兼チーフインベストメントオフィサー)◆モデレーター
◇7:55pm – 8:55pm
社会のあり方を根本から変える都市づくりへのスタートアップの挑戦-つくばスーパーサイエンスシティ構想- [日本語/JPN]
2005年のつくばエクスプレス開業や沿線開発による人口増加と、全国的にも類を見ないスピードで成長しているつくば市。一方で、その沿線と周辺地域の差異が大きくなることや、広大な可住地面積による交通網の課題、医療をはじめとした生活サービスの向上や行政と住民のコミュニケーションの向上など、まちづくり面においては喫緊の課題が多く現れています。
そのような中、つくば市は「つくばスーパーサイエンスシティ構想」を掲げ、2022年3月に政府に区域指定され、この構想では、AIやビッグデータ等の未来技術を活用し、生活の困りごとの解決を図り、住み続けたい未来社会となることを目指しているところです。「都市づくり(まちづくり)」の観点から、スタートアップが持つ可能性や期待についてお話いただきます。
・佐野 長紀(株式会社PKSHA Technology AI Solution事業本部 金融 / セキュリティ管掌パートナー)
・松浦 年晃(Community Mobility株式会社 代表取締役副社長)
・伊藤 俊一郎(株式会社リーバー 代表取締役)
・中山 秀之(つくば市 スマートシティ戦略監)
・藤井 さやか(筑波大学 システム情報系社会工学域 准教授)◆モデレーター
◇8:55pm – 9:00pm
クロージングトーク[日本語/ JPN]
・五十嵐 立青(つくば市長)
■Venture Café Tokyoについて
Venture Café Tokyo は”Connecting innovators to make things happen”をミッションに掲げ、起業家や起業を志す人、投資家、研究者等、多様なイノベーター達が集い、繋がり、これまでにないイノベーションを社会に対して生み出すコミュニティです。2010年にボストンで設立されてから拡大を続けるグローバル・ネットワークにおける、アジア初の拠点です。
公式サイト:https://venturecafetokyo.org
■ CIC Tokyoについて
CIC Tokyoは、2020年10月1日に虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階(合計約6,000平米)にオープンした、国内最大級のイノベーションセンターであり、スタートアップ(起業間もない、急成長を目指す企業)を中心に250社以上の企業や団体が入居できる広大なワークスペースと、ビジネスの成長とグローバル展開を加速するためのコミュニティやサービスを提供します。
公式サイト:https://jp.cic.com/
■ つくばスタートアップパーク
つくばスタートアップパーク(通称:スタパ)は、約150の研究機関が集積する研究学園都市つくばの強みを活かし、テクノロジー系のスタートアップ支援を核とした多様な起業ステージに対応する市営インキュベーション施設です。バリスタ世界チャンピオンを輩出したつくばのカフェが店内にあり誰でも気軽に利用できるほか、起業に関するセミナーや会員限定で利用可能な「コワーキングスペース」などがあります。(HP:https://tsukuba-stapa.jp/)
■ 株式会社しびっくぱわーについて
株式会社しびっくぱわーは、あらゆる挑戦を応援するため、筑波大学すぐそばのコワーキングプレイスTsukuba Place Labの運営をはじめ、つくばスタートアップパーク(設置者:つくば市)におけるコミュニティ醸成やイベントの企画実施、Venture Caféが茨城県つくば市で運営するイノベーション促進/ 交流プログラムTSUKUBA CONNÉCTの企画運営オペレーションの担当、様々なステークホルダーと協業したアクセラレーションプログラムの実施といったイベント企画運営等を行っています。(HP:https://civicpower.jp/)
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つくばのスタートアップ交流イベント「Tsukuba Startup Night 2023」を開催します。
データ提供:PR TIMES