東京⼯科⼤学(東京都⼋王⼦市、学⻑︓⾹川豊)では、国内⼤学初となるデジタルツインを専⾨とする教育・研究組織「デジタルツインセンター」(以下、DTC)を本格始動いたします。3⽉9⽇(⼟)には、NVIDIA(エヌビディア)(注1)など連携する企業や有識者などを招いた「オープニング記念シンポジウム」が、⼋王⼦キャンパス内に開設された新施設で開催されました。
デジタルツイン関連市場は、2026年には約500億ドルに成⻑すると予測(注2)されており、製造業、建設業、医療、ロボット⼯学、エネルギー産業など幅広い分野に応⽤が期待されるとともに、メタバース、AR、VR、ゲーム、アート、エンターテインメントといった業界でも利⽤が進んでいます。DTCは、本学コンピュータサイエンス学部が中⼼となり2023年6⽉に組織が⽴ち上がり、デジタル産業をリードする企業との連携や有識者を客員教授に迎え体制を構築してまいりました。今年2⽉には⼋王⼦キャンパスに新施設を開設し本格始動いたします。
(注1) 2023年9⽉に東⽇本の⼤学として初めてNVIDIAと学術交流に関する協定を締結。コンピュータサイエンス学部では、
同社のGPUやAIプラットフォームを導⼊した教育・研究環境の運⽤を開始しています。
(注2) ⽶国の調査会社BCCリサーチによるレポート
【シンポジウム実施内容】
オープニング・ご挨拶(東京⼯科⼤学 ⾹川豊学⻑ 他)
講演(DTCセンター⻑ ⽣野壮⼀郎)
基調講演「⽇本のデジタル政策」(⾃由⺠主党デジタル社会推進本部⻑代理 平将明衆議院議員)
講演(本学客員教授・建築家 豊⽥啓介)
基調講演「Digital Twin Connected for World」※オンライン講演
(NVIDIAドイツ ソリューションアーキテクト/上級研究員 パラヴィ・モハン博⼠)
パネルセッション
パネリスト︓ 内閣官房デジタル⾏財政改⾰会議事務局参事官 瀧島勇樹⽒、(株)STYLY 浜中誠⽒、エヌビディア(同)エンタープライズ事業本部 廣岡信⾏⽒、(株)フロウプラトウ 佐藤⽂彦⽒、東京⼤学⽣産技術研究所特任教授 三宅陽⼀郎⽒、⽣野センター⻑
【東京⼯科⼤学デジタルツインセンター】
現実空間から収集したさまざまなデータを⽤いて、仮想空間上に現実と同じ環境を「双⼦」のように再現する技術「デジタルツイン」に関連する研究・⼈材育成に取り組む先進的組織として2023年に設⽴。理⼯系総合⼤学として多学部からなる本学の特徴を⽣かし、異分野融合を基本に活動を展開するとともに、幅広い企業や外部⼈材との共同で、未知・未踏分野の開拓をめざします。
主なスタッフ︓⽣野壮⼀郎センター⻑(東京⼯科⼤学コンピュータサイエンス学部教授)/豊⽥啓介(同客員教授、東京⼤学⽣産技術研究所、建築家)/三宅陽⼀郎(同客員教授、東京⼤学⽣産技術研究所特任教授)/廣岡信⾏(同客員教授、エヌビディア(同)エンタープライズ事業本部)/浜中誠(同客員教授、(株)STYLY)/喜⽥⿓也(同客員准教授、(株)HIKKY取締役COO)/佐藤⽂彦(同客員准教授、(株)フロウプラトウ)
【URL】https: //www.teu.ac.jp/dtc