学校法人片柳学園は、3D技術を使ったデザイン・設計、エンジニアリング、エンターテインメント向けソフトウェアの世界的リーディング企業である米国Autodesk社(以下、オートデスク)と製造・設計分野の未来を担う人材の育成に向けて、国内教育機関として初となる覚書(MOU)を締結しました。
片柳学園は、「現代社会の変化に即応し、広く社会に貢献しうる人材を育成する」という教育理念の基に、科学技術と芸術の分野で、高度化する社会のニーズに応える技術と知性をもつ優秀な人材を輩出してきました。 その教育理念を実現しながら、グローバルに対応した高度人材の輩出を目指すうえで、本学ではデジタルトランスフォーメーションとAIなどを代表とした、新しい技術の導入が必要と考えました。
このような考えの下、本学とオートデスクは、建築分野におけるBIM人材育成での協業を皮切りに、近年ではモノづくりの実践教育として機械設計やロボット分野でAutodesk Fusionを使用した授業やカリキュラムの開発、オートデスクのラーニングパートナーが開催する学生コンテストでも継続的に入賞者を輩出するなど、多岐に渡る分野で協力関係を築いてきました。
そしてこの度、設計・製造分野おけるデジタルトランスフォーメーションやAI活用など次世代で求められるスキルを備えた学生の輩出を目的として、本学とオートデスクは産業・技術領域における持続可能なパートナーシップを締結する運びとなりました。
本覚書に基づき、本学の教員はオートデスクより、設計および製造分野で急速に需要が高まっている3D設計、製造、シミュレーション機能を備えた、次世代3D主力製品であるAutodesk Fusionを授業で使用するためのスキル習得の支援を受けます。また、最新のAI設計機能である「ジェネレーティブ デザイン」の活用法や産学連携における教員や学生のスキルアップを推進します。この他、「ジェネレーティブ デザイン」をはじめとする研究・授業・プロジェクト・ラボの成果を共有する「イノベーションセンター」の設立に向けた取り組みも今後検討してまいります。
【戦略的連携に関する覚書の概要】
■内容
(1) 最新の設計・製造技術に関する授業やカリキュラム開発の支援
(2) 教員向けのAutodesk Fusionトレーニングの提供
(3) 「イノベーションセンター」の設立に向けた取り組み
(4) 学生プロジェクトの支援
(5) オートデスク製品の教育機関限定無償ライセンス提供
(6) その他本目的を達成するために必要な協力
■対象校
東京工科大学/東京工科大学大学院/日本工学院専門学校/日本工学院八王子専門学校/日本工学院北海道専門学校
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Autodeskと国内教育機関では初の戦略的提携に関する覚書(MOU)を締結