地理情報システム(GIS)を活用したSDGs教育の新たなステージ「SDGs QUEST みらい甲子園 GISプラットフォーム」公開のお知らせ

地理情報でつなぐ高校生の探究学習とSDGsアクションの未来

株式会社TREE(所在地:札幌市本社、代表取締役:水野雅弘 以下「トゥリー)」とESRIジャパン株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:正木千陽、以下 「ESRIジャパン」)は、全国の高校生が取り組んだSDGsアクションの成果を地図で可視化する「SDGs QUESTみらい甲子園 GISプラットフォーム」(以下「みらい甲子園GISプラットフォーム」)を共同開発し、本日公開しました。
このプラットフォームは、ESRIジャパンが提供する地理情報システム(GIS)「ArcGIS®(*1)」を基盤とし、持続可能な社会の担い手を育む教育活動を支援するものです。

SDGs QUESTみらい甲子園GISプラットフォーム画像

みらい甲子園GISプラットフォームの特徴

1.全国規模のSDGsアクションを地図で表示

全国各地域で開催しているみらい甲子園にて高校生が発表したSDGsアクション事例を地域別・テーマ別に可視化することで、地域社会の課題解決に向けた探究学習成果を閲覧することができます。

2.ArcGISを活用した直感的なデータ表示と共有

ESRIジャパンが提供する地理情報システム「ArcGIS」を基盤とし、地理的視点から高校生の取り組みを提供し、多角的に分析・共有を可能にします。

3.高等教育の枠を超えた教育現場への幅広い活用

高校生の探究学習成果を中学生の質の高い探究学習機会の創出や高校進学への動機づけとして、教員にとっては探究学習指導のヒント、進路指導やキャリア教育のツールとして活用可能にします。

4.生成AIとデータサイエンスの育成基盤

高校生がデータの収集・分析・可視化を学び、サステナブルリテラシーとAIリテラシーを育む新たな教育プラットフォームとして提供します。

【背景】

ESRIジャパンは2002年の設立以来、小中高等学校に対して地理的思考力を育む教育活動を支援することを目的に「小中高教育における GIS 利用支援プログラム」を無償にて提供しています。ArcGISを活用することで、地図や地理情報を基にデータの収集・分析・共有が可能となり、探究学習や課題解決型教育を進化させています。

今回の共同開発では、ESRIジャパンのGIS技術と、みらい甲子園を通じた高校生のSDGsアクション推進というトゥリーの取り組みを融合。DX(デジタルトランスフォーメーション)時代における高校生のリテラシー向上を目的とし、次世代を担う若者たちが持続可能な社会づくりの一翼を担えるようサポートします。

本プラットフォームの教育的価値

当プラットフォームの中核機能として、今後以下の教育的価値を多面的に提供していきます。

高校生

探究テーマの発見や他校のアクションアイデアから発想、着眼点や思考を高める。

中学生

探究学習の具体的なヒントを提供し、次の学びへのモチベーションを向上させる。

教員

探究学習教材として、学習指導や進路指導のサポートツールとして教育現場を支援。

企業・大学

高校生のアクションアイデアを通じて、社会的責任を果たしながら地域課題解決にさらに貢献できるよう協働機会や人材育成の機会を提供。

【将来の展望と計画】

国内の高校では情報科目や地理総合などからデータサイエンスを学ぶことが増えてきています。
また探究学習を通じて地域の課題を発見し、解決に向けた企業や自治体などとの協働学習体験によって未来を切り拓く教育環境の重要性が増してきています。
トゥリーでは、このプラットフォームを活用して、生成AIを用いたリテラシーやデータサイエンススキルを高める未来の学習プラットフォームを目指します。
2025年春には、ESRIジャパンが提供するArcGIS StoryMaps (*2)を活用した社会課題発見の探究未来マップをポータルとして提供することを目指します。

生成AIの統合

データ分析やAI活用を支援する機能を追加予定。

地域課題解決への貢献

GISデータを活用した地域課題解決型プロジェクトとの連携強化。

国際展開

国内外のSDGsアクションをつなげるグローバルプラットフォームの構築。

事例紹介

企業や自治体のSDGsアクションを地図上に公開。学生は企業の取り組みを教材的な視点から学ぶことが可能。

*1ArcGIS:(ArcGIS は、誰もが地図や情報を検索、作成、共有、利用できるようにするための統合プラットフォームです。ArcGIS には、すぐに利用可能な豊富な地図データや、簡単な設定のみで業務に活用できる各種アプリが提供されており、いつでも、どこでも、あらゆる端末からアプリを利用して、共有された地図や情報にアクセスすることができます。世界中の組織が ArcGIS を活用して業務に地図を融合することで、戦略的意思決定や組織の業務改革を実現できます。)
参照サイト:https://www.esrij.com/products/arcgis/

*2ArcGIS StoryMaps:(ArcGIS StoryMaps は、動的マップにテキスト、画像、動画などを組み合わせた Web ページを簡単に作成・公開できるアプリです。
多くの読者にメッセージを効果的に伝達できる、表現力豊かで洗練されたストーリー作成を支援します。)
参照サイト:https://www.esrij.com/products/arcgis-storymaps/


お問合せ先

株式会社TREE
担当者名:本多・生形
電話番号:011-876-8188
メールアドレス:support@tree.vc
ウェブサイト:https://tree.vc/


「ArcGIS」製品に関するお問合せ

ESRIジャパン株式会社 事業開発グループ
担当者名:土田・岩﨑
電話番号:03-3222-3941
メールアドレス:education@esrij.com
ウェブサイト: https://www.esrij.com/
小中高におけるGIS支援プログラム:https://www.esrij.com/products/k-12-grant/


SDGs QUESTみらい甲子園とは

「SDGs QUEST みらい甲子園」は、多様なセクターの応援を受け、高校生チームが気候変動や生態系保護、水や資源問題、貧困、食料、格差、エシカル消費などの社会課題を自ら探究し、チームで解決策を発表するSDGsアクションアイデアコンテストです。
2019年より始まったみらい甲子園は、2024年度大会でも国連広報センター、文部科学省をはじめ多くの自治体や教育委員会など後援のもとで、全国23エリア40都道府県で開催されます。

SDGs QUEST みらい甲子園事務局(株式会社TREE 内)
ウェブサイト:https://sdgs.ac/

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データ提供:PR TIMES

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