自治体のDX化によるコミュニケーションの発展と地域産業の可能性を提示
11月17日(日)に、鹿児島県内の各地域が直面する課題を、デジタル技術を活用して解決する優れた取り組みを表彰する「鹿児島Digi-1グランプリ2024」が開催されました。
令和6年7月から9月までに、実装(企業企業等)部門・実装(自治体)部門・アイディア部門の3部門、計46件の応募があり、審査員5人による厳正な審査を経て、3部門計9件の取り組みが表彰されました。
第一工科大学からは、藤原 綾先生と情報・AI・データサイエンス学科の学生8名が「自治体のDX化におけるコミュニケーションの発展と地域産業の可能性」というテーマで応募し、アイディア部門で準グランプリに選ばれました。
自治会のホームページや公式LINEを活用した地域内のデジタルコミュケーションの活性化を基盤に、地域産業の創出、さらには地域独自の価値のPRにつなげていくという取り組みです。現在、霧島永水の自治会にご協力いただき、今後も月に一度のLINEの講習会などの活動を継続していく予定です。
審査員より、「地域のコミュニケーションに役立つだけでなく、地域の伝統の継承という地域ぐるみの取り組みとしてとても良い。実現性も高く、特に山間部の孤立の解決に役立つことが期待される。」と講評をいただきました。
受賞コメント
2050年には鹿児島県の45%が単身世帯になるという試算が出ています。孤独死を出さない、いざというとき助け合える、子育てをしやすい地域づくりのためにも、地域社会におけるコミュニケーションの復活は急務だと考えています。
今回の受賞は、何より霧島永水の自治公民館の役員の方々をはじめ、地域で暮らす皆さんの大きなご協力のおかげです。学生たちも、自分たちの生まれ故郷を思って、ひとつひとつの課題に前向きに取り組んでくれました。
今後の霧島永水の動きにも、ぜひご注目ください。
学生の声
アイディア部門の準グランプリに選んでいただいて、学生みんなで考えたものが評価をいただけて、純粋にうれしいです。
現代の課題解決に向けた実践的な取り組みは、初めての体験だったため、普段の講義とは違う経験ができました。高齢者の多い地域でDX化を行うということで、ホームページや公式LINEを使用する際に、できるだけ難しい操作にならないような仕組みにするには、どうしたらよいかということに、一番時間をかけて話し合いをしました。
今回の取り組みを通して、知識や経験不足を痛感しました。今後は、大学で専門的知識を深めたり、問題に直面した際の課題解決に向けた処理能力を身につけたり、学生の間にしかできないような活動を積極的にしていきたいと考えています。
本学での取り組み
情報・AI・データサイエンス学科では、AI・データサイエンスの基礎知識と、ICT(情報・電気電子・通信・制御)の専門基礎知識・先端技術情報および経営工学の基礎知識を学ぶことができます。
さらに実験実習・演習で応用力および課題解決能力を養成することで、AI・データサイエンス・ICT を活用したものづくり分野やビジネス分野、教育分野、そしてスポーツサイエンス分野で活躍できる人材を育成します。
■大学概要
大 学 名:都築教育学園 第一工科大学
学 長:都築 明寿香
所 在 地:
◆鹿児島霧島キャンパス 〒899-4395 鹿児島県霧島市国分中央 1-10-2
◆東京上野キャンパス 〒110-0005 東京都台東区上野 7-7-4
電話番号:0995-45-0640(代表)
設 立:1985年
第一工科大学は、鹿児島県内唯一の私立理系大学。
航空工学部に航空工学科(航空操縦学専攻、航空エンジニアリング)を、工学部に情報・AI・データサイエンス学科、機械システム工学科、環境エンジニアリング学科、建築デザイン学科の4学科を有する。2021年4月に、第一工業大学から第一工科大学へ名称変更。
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【第一工科大学】「鹿児島Digi-1グランプリ2024」アイディア部門で準グランプリを受賞
データ提供:PR TIMES