【城西大学】12月5日・6日に「VRテコンドー」の体験会と大会を紀尾井町キャンパスで開催 ― 注目のeスポーツ競技にデータサイエンスや情報科学を応用する試み

城西大学理学部情報数理学科は東京紀尾井町キャンパス(東京都千代田区)で、12月5日(金)に「VRテコンドー」体験会、6日(土)に「VRテコンドー」大会を開催する。VRテコンドーとは、プレイヤーの全身の動きをモーショントラッキングし、アバターに反映させて対戦を行うeスポーツで、未来のオリンピック競技としても注目されている。このたびのイベントは、同競技を活用し、応用数学・データサイエンス・情報科学を融合させた“体験型数学教育”の可能性を探る取り組みの一環として行われる。都心キャンパスという立地を生かして、最先端テクノロジーと数学を実社会と結びつける「学びの実装」を目指す。

 「VRテコンドー」とは、ヘッドセットとモーションセンサーを用い、プレイヤーの動きを仮想空間で再現するeスポーツである。全身の動きを高精度でリアルタイムにモーショントラッキングすることで、蹴りやパンチを正確にアバターに反映することができる。コントローラーは自分の体であり、1対1形式で現実の対戦相手のアバターとの対戦を行う。
 同競技は国際オリンピック委員会(IOC)が主催する「オリンピックeスポーツシリーズ」に採択されており、2027年大会での正式種目化が期待されている。

 城西大学が2025年4月に新たに設置した東京紀尾井町キャンパスの理学部情報数理学科では、「数学の厳密な理論による社会課題を解決する人材の育成」を掲げている。このたび行う「VRテコンドー」体験は、数学・データサイエンス・情報科学の理論を実際のスポーツシーンに応用する試みとして「研究・教育・社会連携が交差する”はじめの一歩”」と位置づけられる。机上の理論だけでなく、体験から生まれる気づきや創造力を重視する同学科ならではの教育展開である。
 学生は、データに基づくパフォーマンス分析(データサイエンス)や、勝敗を左右する最適戦略の立案(最適化理論・ゲーム理論)を通じて、「数学が現実を変える」手応えを体験的に学ぶ。

 坂戸キャンパスで7月に開催された体験会や8月の「第1回埼玉オープンヴァーチャルテコンドー選手権大会」には多くの参加者や観客が来場し、大盛況のうちに幕を閉じた。このたびの東京紀尾井町キャンパスにおける体験会と大会は、この好評を受けての開催となる。
 今後は東京紀尾井町キャンパスという都心の立地を活かし、企業や自治体、スポーツ団体などと連携しながら、AIやセンサー技術を用いたデータ分析や最適戦略の立案など、スポーツデータサイエンスの新たな教育・研究領域の創出を目指していく。
 イベントの概要は下記の通り。

◆イベント概要

【日時】

  • 体験会:12月5日(金)11:30~15:00
  • 大会:12月6日(土)9:00開場/10:00試合開始

【会場】

城西大学 東京紀尾井町キャンパス3号棟(東京都千代田区平河町2-3-20)

【主催】

埼玉県テコンドー協会・城西大学

■井手貴範教授(城西大学理学部情報数理学科)のコメント

まだ教育プログラムとして確立しているわけではありませんが、学生たちがVRテコンドーを通して”数学が社会とつながる実感”を得はじめています。これはまさに、数学教育の新しいはじまりだと思います。

●城西大学 理学部情報数理学科

情報数理学科 東京紀尾井町キャンパス | 理学部 | 城西大学
城西大学は「学問による人間形成」を建学の精神に掲げ、現代社会が求めている人材の育成を教育の最重要課題として取り組んでいます。

(参考:城西大学公式サイト内)

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    https://www.u-presscenter.jp/article/post-56511.html
▼本件に関する問い合わせ先
城西大学 広報課
TEL:049-271-7543
E-mail:koho@josai.ac.jp

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城西大学が12月5日・6日に「VRテコンドー」の体験会と大会を紀尾井町キャンパスで開催 ― 注目のeスポーツ競技にデータサイエンスや情報科学を応用する試み

データ提供:大学プレスセンター

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