MR(Mixed Reality:複合現実)
MR(複合現実)とは?
MRとは、「Mixed Reality」の略称で「複合現実」の技術のこと。現実世界と仮想現実を融合させて新たな体験を創造する技術の総称であるXR(クロスリアリティ)の一種である。
専用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)やヘッドセット、ゴーグルを装着することで、現実世界に仮想現実のオブジェクトを反映させて複数人で共有するなどができる。デジタル情報に触って操作が可能だったり、360°全方位からの視認に対応していたりなど、AR(拡張現実)技術を発展させたものといえるだろう。
MR(複合現実)で何ができる?
MR技術の具体的な活用事例はまだまだ少ないが、エンターテインメント業界、建設業界、製造業界、美容業界、観光業界などさまざまな分野で注目されており、今後の活用が期待されている。現時点では、建築物の完成イメージの共有や車両整備、医療手術前のシミュレーションなどで使用されることが多くなっている。
MR(複合現実)を学ぶ
MR(複合現実)はどの学部・学科で学べるの?
MR制作に必要になるスキルは映像制作スキル、プログラミングスキル、3DCGスキルなどが必須になるため、「映像」系の学部・学科でまとめて身に付けることができる。また、「情報」系学部・学科でプログラミングやメタバースについて学び、その応用としてMRの技術を学ぶ道もある。最近は「AI」を冠した学部・学科もあるので、それらとMRの融合の可能性を模索するのもおもしろいだろう。
2022年に東京大学が「メタバース工学部」を設立したのも気になるところ。メタバースやMR技術に興味がある人は、チェックしてみるといいだろう。
MR(Mixed Reality:複合現実)についてもっと知りたい方は
MR(Mixed Reality:複合現実)に関する質問、AI・データサイエンスに関する素朴な疑問、大学選びのお悩み、将来の仕事のことなど、気軽にご質問ください。X(旧Twitter)または匿名の質問箱にて受け付けています。
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