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脱プラ

脱プラとは?

「脱プラスチック」の略称で、ペットボトルやレジ袋、ストローなどのプラスチック製品を極力使用せず、代替の素材や再利用可能な素材に移行することを指す。プラスチックは生産時だけでなく焼却処分する際にも温室効果ガスである二酸化炭素を排出し、さらには経年劣化の際にはやはり温室効果ガスであるメタンやエチレンが発生することから、地球温暖化や気候変動への対策として脱プラが注目されている。

また、プラスチックによる海洋汚染も世界的に問題視されており、その問題への対策としても脱プラの必要性が指摘されている。

脱プラで何ができる?

脱プラを進めるためには、「プラスチック製品をできるだけつくらない・使わない」、「つくる場合はリサイクルを前提に」取り組む必要がある。日本政府(環境省)は2019年に「プラスチック資源循環戦略」を策定し、「3R(Reduce/Reuse/Recycle)+Renewable(再生可能資源に替える)」を基本原則に、ワンウェイ(使い捨て)プラスチックの排出を2030年までに累積で25%抑制する目標を掲げている。

日本や世界各国で、レジ袋の使用禁止や有料化が進んでいるほか、大手コーヒーチェーンやファーストフードチェーンでプラスチックストローの使用を禁止し、紙ストローへの切り替えなどが行われている。

脱プラを学ぶ

脱プラはどの学部・学科で学べるの?

レジ袋有料化などの政策面は「環境政策」や「環境社会システム」、環境問題と経済発展の両立を考えるのは「環境経済学」の分野となる。これらを専門的に学びたい場合は、経済学部、社会学部、環境科学部などで特化した学科やコースを探すことができる。

また、農学部や工学部の材料工学、環境工学系の学科に進学すれば、脱プラの先の代替材料の開発に取り組むことができるだろう。

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