【京都産業大学】データサイエンスと組み合わせて10コースから専門を選べる
京都産業大学情報理工学部
情報理工学部
京都府京都市にキャンパスを構える京都産業大学で、データサイエンスを学ぶなら、情報理工学部を目指すべきだろう。ここでは、「データサイエンスコース」を含む10コースの中から自由に専門分野を選んで組み合わせて、独自の可能性を拡げることができる。情報理工学部の奥田次郎教授にその革新的な教育内容について聞いた。
「機械学習」「情報セキュリティ」から
「脳」「デジタルファブリケーション」まで
京都産業大学は、京都府京都市にキャンパスを構える総合大学。文系・理系10学部が1キャンパスに融合した幅広い学びを提供している。ここで、データサイエンスを学ぶ拠点となるのは情報理工学部だろう。「機械学習」「情報セキュリティ」「VR(仮想現実)・AR(拡張現実)」「ブレインマシンインターフェース(BMI)」など、最新の研究テーマに触れることができる。
「変化のスピードが非常に速いITの世界で最新の技術に対応するため、情報理工学部では、一般的な大学の『学科』に基づくカリキュラムではなく、コース制を採用しています。10コースの中からコースを最大3つまで選んでそれぞれの専門分野を深めるとともに、複数の分野を独自に組み合わせて知識と技術の幅を広げる……自分のペースに合わせて、基礎をしっかり学びながら、実践的な情報系のスキルを身に付けることができます」
そう語るのは情報理工学部の奥田次郎教授。自身の専門は「脳認知情報処理」。脳神経科学の知見をベースに、AI(人工知能)や機械学習の手法も用いて、脳や人間の情報処理のメカニズム解明に挑んでいる。
京都産業大学 情報理工学部 3つの特色
1 自由に専門を選べる10コース制と少人数教育
データサイエンスコースをはじめとして、「情報セキュリティ」「デジタルファブリケーション」「ロボットインタラクション」「メディア処理技術」「脳科学」など、時代の流れに沿った特色ある10のコースのカリキュラムを提供。学生は10コースの中から3つまで自由に選択し、コースを組み合わせた幅広い学びと進路選択を自分でコーディネートできる。
2 ヒューマン・マシン・データ共生科学研究センター
さまざまな研究分野の研究者が連携することにより、人間、情報機器、データの調和的な共生の実現に向けた基盤研究を展開する拠点があるのも総合大学である京都産業大学の強み。情報理工学部(データ工学、脳科学)の教員と現代社会学部(スポーツ科学)の教員が中心となって、学部・研究室横断の共同研究プロジェクトを推進している。
3 作品提出型の総合型選抜がある
情報理工学部には、自作のハードウェアやソフトウェアを作品として提出し、その評価で合否が決まる「作品提出型」の総合型選抜がある。ゲーム制作やプログラミングのコンテストで入賞経験がある人なら、挑戦してみる価値はあるだろう。
Text by 丸茂健一(minimal)