【九州情報大学】「IT」×「経営学」でビジネスを変革する
九州情報大学経営情報学部情報ネットワーク学科
経営情報学部情報ネットワーク学科
私たちが生活する現在の世界は、インターネットを通した情報通信技術(ICT)があらゆる領域に浸透している高度情報化社会といえる。九州情報大学は、こうした社会に適応できる人材の育成を目的に1998年に設立された。キーワードは「IT」×「経営学」。経営情報学部情報ネットワーク学科には、データサイエンスに特化したコースもある。同学科の荒平高章准教授に最先端の学びについて聞いた。
データサイエンスに特化したコースがある
社会のデジタル化が加速する今、その技術を支え、使いこなせる人材の育成が求められている。九州情報大学が提供するのは、「IT」×「経営学」という時代に即した学び。情報処理技術だけでなく、経営学や情報学、会計学など企業経営に必要な知識を持ちながら、独自の発想と行動力で新しいビジネスを生み出せる人材を育成している。
九州情報大学は、経営情報学部の1学部制で、経営情報学科、情報ネットワーク学科の2学科で、それぞれの専門を活かした学びを提供している。AI・データサイエンス系に興味がある受験生が目指すべきは、情報ネットワーク学科。ここには、データサイエンスに特化したコースも設置されている。
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九州情報大学 経営情報学部 情報ネットワーク学科
「情報ネットワーク学科には、『ITエンジニアコース』と『データサイエンスコース』の2コースがあります。ITエンジニアコースでは、私たちの生活を豊かにするITシステムの仕組みを理解し、システムの企画、開発、運用などに携わるITエンジニアを養成しています。一方、データサイエンスコースでは、ビッグデータと呼ばれる膨大なデータを解析し、必要な情報や現象を見つけ出し、人や企業の活動に活かす知識や技術を学びます。高度情報化社会において、あらゆるビジネス現場でデータが活用されています。最新のデータサイエンスの知識とマーケティング論や消費者行動論をつなげて考える視点が身につくことで、企業の即戦力を育成することができます」
そう語るのは、情報ネットワーク学科講師の荒平高章准教授。専門は、機械工学やバイオエンジニアリング。現在は、データサイエンスの知見をバイオテクノロジーに応用し、医療系の分野に貢献する研究に取り組んでいるという。同学科では、人工知能、統計学、情報数学、プログラミング実践などの授業を担当している。
荒平准教授に聞いた情報ネットワーク学科の特色は以下の通り。
九州情報大学経営情報学部情報ネットワーク学科 3つの特色
1 文科省認定のデータサイエンスプログラム
九州情報大学では、2019年度入学生のカリキュラムから「KIIS数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を実施している。これは、「リテラシーレベル」「応用基礎レベル」で文部科学省の認定を受けたプログラムで、科目を履修し単位を取得すると修了証が授与される。これは就職活動でも大きなアピールになる。
※リテラシーレベルは全学生が修得可能。
※応用基礎レベルは情報ネットワーク学科の学生が修得に有利だが、経営情報学科の学生も修得は可能である。
2 ビジネスで役立つ実践的なカリキュラム
データサイエンスは、データの収集に始まり、統計学や数学などの手法でデータを分析し、最善の判断や認識を行う分野。データサイエンスコースでは、ビジネスに関わる「情報」、データを分析するための「知識」、データを基にした判断や認識を行う「技術」の3領域をバランスよく学べるカリキュラムが用意されている。これによりさまざまなデータを分析するための論理的思考力、データを処理するための幅広いIT知識、データを活用して事業戦略に活かす知識、さらに高度なプレゼンテーション能力も身につけることができる。
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九州情報大学カリキュラム
3 小規模なので教員との距離が近い
少人数の環境で、密度の濃い教育を受けられるのも九州情報大学の大きな特長。特に難しいデータサイエンスの分野は、教員から直接指導してもらえる環境があることで、大きく伸びる可能性がある。さらに、データサイエンス分野だけでなく、情報学の幅広い分野の教員が集まっているのも九州情報大学の強みだろう。
Text by 丸茂健一(minimal)