【首都圏】文系でも目指せる情報系/データサイエンス系学部・学科10選
データサイエンスは一般的に理系の学問というイメージが強い。しかし、近年は経済学や社会学、心理学など文系の研究領域で活用されるシーンも増えている。そのため、文系学部に設置されているデータサイエンス学科やコース、文系科目のみで受験できるデータサイエンス学部なども探せるようになっている。文系からでも目指せる情報系/データサイエンス系学部・学科などをチェックしてみよう。
1.亜細亜大学 経営学部 データサイエンス学科
経営マインド+デジタル技術を兼ね備えた人材を育成
2023年4月、亜細亜大学は約70年の教育研究実績をもつ経営学部にデータサイエンス学科を開設。経営学の知識とデジタル技術の融合を目指す新しい学びを展開している。数字やデータを収集して情報化する「分析力」だけでなく、得られた情報を形にして販売につなげる「ビジネス力」、将来性を予測してサービスを生み出す「創造力」を身につけることができる。
2.明星大学 データサイエンス学環
情報学、理工学、経済学を環状につなぐ新たなデータサイエンス!
「データサイエンス学環」では、情報学部、理工学部、経済学部の学びを環状につなぐことにより、データサイエンスについてより深く、より実践的に学ぶことができる。データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力の基本的な能力を磨き、社会の諸問題における課題発見から課題解決に至る過程でのデータ活用を実践することができる。
3.武蔵大学 社会学部 グローバル・データサイエンスコース(GDS)
新時代の共通言語「データ」と「英語」を身につける
社会学の学びに加えて新時代の共通言語である「データ」と「英語」の両方を身につけることを狙いとして、グローバル・データサイエンスコースを設置。深い社会学的洞察力と柔軟な発想力を養う社会学部だからこそ、問題提起から解決策の提案まで意義ある全体デザインを行える、真のデータサイエンス力を身につけることができる。
詳細はこちら
武蔵大学社会学部グローバル・データサイエンスコース(GDS)
4.立正大学 データサイエンス学部
「数学なし」の3教科で受験可能な一般選抜もある
データサイエンス分野でのさまざまな実績を持つ教授陣による講義と、実際にデータを用いてビジネス・モデルを展開している企業や組織との連携によるインターンシップやフィールドワークといった実践的な学びを提供。ビジネスをはじめ、社会のあらゆる現場で新たな価値を生み出し即戦力となるデータサイエンティストを養成している。「数学なし」の3教科で受験可能な一般選抜の日程もある。
5.麗澤大学 経営学部
「経営学」×「AI・データサイエンス」で新たな価値を創造する
「経営学」と「AI・データサイエンス」の知識を活用して、新たな企業価値を創造できる人材やビジネスを通して社会課題の解決をデザインできる人材を育成する。マーケティングやデータサイエンス、AI、ソフトウェア制作などの実務経験がある教員が8名在籍。実社会での経験をもとに技術・知識を活かす教育を展開している。
6.産業能率大学 情報マネジメント学部 現代マネジメント学科
興味を入り口にマネジメントを実践的に学ぶ
特色あるコース横断プロジェクトを通じてマネジメント力と問題解決能力を伸ばし、2種類の専門科目を関連させて学びの理解を深める。自分の興味、関心と将来の方向性に合わせて履修することで、マネジメント力、情報技術を駆使する力、問題解決能力を身につけることができる。ビジネスやスポーツをテーマに先端デジタル技術を学べるコースを用意している。
詳細はこちら
産業能率大学情報マネジメント学部現代マネジメント学科
7.東京国際大学 商学部 データサイエンスコース
データサイエンスに強みを持つ即戦力ビジネス人材を育成
1・2年次にソフトウェア(ICT)、データ分析、ビジネス理論などデータサイエンスの基礎を身につける。同年次には、英語教育組織GTIによるレベル別少人数授業も実施。3年次以降は有名企業から講師を招いた科目やPBL(プロジェクト型学習)などで実践的に学ぶ。同学部には、グローバルデータサイエンスコースもある。
8.駒澤大学 データサイエンス・AI教育プログラム
2段階のコースで教養から専門へと接続するプログラム
2022年からスタートしたプログラムで、リテラシーレベルと応用基礎レベルの2段階で構成されている。中でも全学部・学科の学生が履修可能であるリテラシーレベルでは全学共通科目の「データサイエンス・AI入門」をはじめ、「数学の基礎」、「確率・統計学入門/発展」、「プログラミング入門/初級」などの授業を用意している。
※同プログラムは令和5年度 文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に認定された。
9.桜美林大学 リベラルアーツ学群 統合領域 データサイエンスプログラム
文理の枠にとらわれず、我々が生きていくこの世界について考える
リベラルアーツ学群の統合領域プログラムのひとつ。文理の枠にとらわれず、我々が生きていくこの世界について考える科目を学ぶ。数学、統計学、物理学、情報科学を基礎として、データを数学、統計学的に扱い、さまざまな視点から議論ができることが目標。
詳細はこちら
桜美林大学 統合領域/データサイエンスプログラム
10.大妻女子大学 データサイエンス学部
ビジネスにつなげるデータサイエンス
2025年4月に開設。企業へ就職することを念頭にビジネスへの応用に焦点を当て、経済学・経営学と併せて学んでいく。個々人の状況に応じた数学などの学びのサポートや、企業等のデータに実際に触れ、現場の課題を発見・解決するPBL型の実践的な授業も。
「文理融合」の学びを展開している学部
今回は、文系からでも目指せる情報系/データサイエンス系学部・学科をピックアップしてみた。データサイエンスを学ぶ以上、大学に入学してから基礎的な数学の知識は必要になる。このため、苦手だからと諦めずに粘り強く勉強を続ける心がけも大切となる。
最近は「文理融合」の学びを展開している情報系/データサイエンス系学部・学科も多数ある。ITシステムを構築するような理系のスキルだけでなく、ビジネスや社会のさまざまな課題解決のためにデータを活用できる人材の育成が求められているためだ。今後、データサイエンスは文系・理系に関係なく求められる知識になっていくだろう。
データサイエンス百景では、今後も文理融合の学びを展開している大学・学部を積極的に紹介していきます。
Text by 編集部/Photo by Fast&Slow / PIXTA