【データサイエンスCROSSTALK】大学&企業に聞く「AI時代に求められるデータサイエンス人材とは?」
株式会社サイバーエージェント 數見 拓朗 さん
青山学院大学 統計データサイエンス学環(2027年4月開設予定)保科 架風 准教授
Data Science Center


産業界では、AIを用いた自動化、効率化が急速に進められている。さらに、データサイエンスを用いた課題解決の手法によって、ビジネスや教育の現場における業務プロセスも変わりつつある。この時代に求められる人材とは、どのようなスキルや意識を持つ人々なのだろうか? 今回は、株式会社サイバーエージェントのData Science Centerに所属する數見拓朗(かずみ たくろう)さんと青山学院大学統計データサイエンス学環に就任予定の保科架風(ほしな いぶき)准教授に産学それぞれの視点から「AI時代に求められるデータサイエンス人材」について語り合っていただいた。
エンジニアの役割が「つくる」から「成果を出す」へシフト
——生成AIの登場によって、大きく変わりつつあるビジネスや教育の現場をどのようにご覧になっていますか?
數見拓朗さん(以下、數見) 一番感じるのは、エンジニアの役割が「つくる」から「事業の成果を出す」側へ急速にシフトしていることです。事業ドメイン(領域)と技術者の距離が一気に縮まっているのをここ2〜3年で感じます。例えば、デザイナー、マネージャー、データサイエンティストなど職種の境界も曖昧になっていて、仕様の提案→実装→検証という上流から下流への流れが崩れて、仮説と試作が同じ会議で語られる、エンジニアが事業会議で意思決定に直接関わるという風景は、2〜3年前とは明らかに違いますね。
教育現場も変わっています。今やAIが一定の答えを出してしまうからこそ、「正しい問いを立てる力」「結果を批判的に解釈する力」の価値が上がっていると感じます。暗記や作業を問う試験は意味を失い、論理と判断を問う教育設計に置き換わっていく必要があると考えています。

私自身、サイバーエージェントでの業務と並行して、東京都内の私立大学で非常勤講師を務めているのですが、その現場で強く実感しているのが、学生が生成AIを使う前提で、授業やレポート課題の設計を変える必要があるということです。「答えを書かせる課題」は意味を失いつつあり、AIの出力を批判的に検証させる、自分で問いを立て直させる、判断の根拠を言語化させる——こうした課題への置き換えを試行錯誤しているところです。保科先生はどうなさっていますか?
保科架風准教授(以下、保科) 「教育の目的と手段の両方で地殻変動レベルの変化が起こっている」というのが正直な感想です。例えば、これまでの教育では学生に専門知識を身につけさせるタスクが一定量ありました。しかし、數見さんもおっしゃる通り、今では生成AIによって誰でもある程度の専門知識を持っているに等しい状況になっています。大学の成績評価で多く使われてきたレポート評価においても、生成AIの登場によって学生の理解度と学生がつくるレポートの対応関係が崩れてしまい、今後は試験による成績評価に回帰することが考えられます。場合によっては「完全口頭試問」も有効だと思いますが、学生の人数が多いと客観的かつ安定的に全学生を評価することは難しいでしょう……。

つまり、これまで行われてきた教育のあり方を大きく見直す必要が生ずるかもしれません。一方で、私自身も日常的に生成AIを使っており、その活用には肯定的です。学生にとっても生成AIという“よき相談相手”を得られる状況は、成長に大きなプラスになると考えています。そのような時代ではAIがつくったものの真贋を評価し、何を採用し、何を切り捨てるのかを判断するスキルの重要度が、これからの若者たちには増すでしょう。ただ、こうした真贋の評価や情報の取捨選択は、これまでも求められていたスキルであり、いよいよその能力の向上に本気で取り組むタイミングになったとも言えます。
——改めておふたりのご専門をお伺いしたいのですが、まず數見さんからサイバーエージェント社におけるData Science Centerの役割とご自身の業務内容についてお聞かせください。
數見 私が所属するData Science Centerは、2021年にメディア統括本部に設立されたデータ活用をミッションとする組織です。ABEMA、タップル、WINTICKETなど、当社の複数事業を横断し、ユーザー獲得からLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)向上までをデータで支えています。2030年度に向けて、「経営・事業の重要局面でデータに基づく提案と実行ができる国内No.1のデータ組織」になることを目標に掲げています。
私自身の日常業務も生成AIの影響が大きく、以前と比較すると(エンジニアとして)コードを書く時間は大幅に減少しました。生成されたコードや分析の品質をどう定義し、どう改善するか、体系化されていない例外をどう取り込むか——。つまり、組織のメンバーをサポートしながら、「基準を更新し続ける仕事」が中心になっています。
近年は、2025年に新設されたSports AI Tech Lab、2026年から当社がオーナーを務めるFC町田ゼルビア強化部のデータ&テクノロジーグループの責任者も兼務しています。現在は、メディアで培った技術をスポーツの現場へ還元するブリッジ役も担っています。
——続いて、保科先生の専門領域と最新の研究内容についてお聞かせください。
保科 私はもともと統計科学の理論研究で博士号を取りました。具体的には、現象を表現する数式(数理モデル)をデータから構築する「統計的モデリング」という分野で「スパースモデリング(※)」のような手法を対象に、「どうやって最適なモデルを選ぶのか」「アルゴリズムをどう効率的に実装するのか」、「そのアルゴリズムからどのような理論が導けるのか」といった、かなり理論寄りの研究を行っていました。
一方現在は、この「統計的モデリング」を実際の問題に応用するような研究も行っています。例えば、バスケットボール選手のパフォーマンス評価では、コートに立っている各選手の組み合わせとその時間帯での得点・失点の傾向をデータで取得し、そこからチームメイトや対戦相手などの影響を除外した各選手の攻撃・守備でのパフォーマンスを定量評価するモデルを構築しました。
また最近では、データサイエンス教育の研究にも着手しており、データサイエンスで成果を出すための要素、データサイエンスを用いて他者の成果を促す方法の開発に挑戦しています。ここで言うデータサイエンスとは、「AIを扱う学問」ではありません。私はデータサイエンスとは、「データ分析を活用した問題解決」と定義しています。重要なのは、「AIを使うこと」そのものではなく、「どのように問題を解決するか」という点にあります。このあたりは後ほど詳しくお話ししますね。
※スパースモデリング=大量のデータから「本当に重要な要素だけ」を選び出してモデル化する手法。
あらゆる場面でデータサイエンスの知識が求められる
——サイバーエージェント社のさまざまな業務の中で、特にどのような現場でデータサイエンスの知識が求められますか?
數見 今やどの現場でも求められます。データサイエンスの知識が特に必要となる局面を3つご紹介します。ここでいうデータサイエンスとは、統計学の知識や基礎的な機械学習のスキルと位置づけます。
1つ目は、メディアサービスのバリューチェーン全体で求められます。バリューチェーンというのは、商品やサービスを顧客に届けるまでの一連の活動の全体像を指します。マーケティングによるユーザー獲得、ユーザー登録後の仕組みの設計、プッシュ通知など継続利用を促す施策、コンテンツの推薦(レコメンデーション)機能、広告・課金などの収益化施策、不正対策・品質判定など、どの局面でもデータサイエンスが役立っています。

2つ目として、施策の意思決定でも大きな役割を果たします。例えば、ABテスト(2パターンを比較する手法)の設計や因果推論による効果検証において、データサイエンスの知見は不可欠です。因果推論とは、ある結果がどの原因によって起きたのかを推定する手法と考えていいでしょう。これらは「どの施策が本当に効果的だったのか」を見極めるための重要な知識だといえます。
3つ目は、自分も担当するスポーツ領域です。コンディション管理、戦術分析、ケガのリスク予測など、参考データが少なく、かつ分析に必要な専門知識が強く求められる領域では、データサイエンスの理論的な知識が大いに役立ちます。

先ほど保科先生から「データサイエンスとは課題解決」という話がありましたが、まさにどの領域にも共通するのは、事業や経営における可視化しづらい課題を「解ける技術課題」に翻訳する作業なんですよね。ここがデータサイエンティストの一番の価値だと思っています。
保科 私は、高校生や大学生に「問題解決」について説明するときに、「次の行動を正しく決めること」と伝えています。先ほどの數見さんのお話にもあったように、企業の現場では、次にどう行動すればいいかわからない抽象的な困りごと=問題がある。それを計算可能な「解ける技術課題」に落とし込むことによって、次の行動をクリアにすることができる。それがデータサイエンスの意義だといえます。
——こうした実社会からのニーズを受けて、青山学院大学に新設される統計データサイエンス学環ではどのような知識・スキルを養成したいとお考えですか?
保科 先ほども申し上げた通り、私たちはデータサイエンスを「データ分析を活用した問題解決」と定義しています。これは、単にデータ分析の手法を学ぶだけでは実現できません。もちろん、統計学や機械学習などのデータ分析手法についての専門知識は大切です。ただ、そもそも問題を解決できるデータとは何か、そのデータをきちんと獲得するにはどうすればよいのかなど、統計学における調査設計や調査の実施についてのスキルも重要だと考えています。
例えば、アンケート調査では、質問の仕方が少し変わるだけで結果が大きく変わります。だからこそ、問題解決につながる相手を調査対象に選び、必要な情報を適切に引き出せる質問を設計する。こうした技術を「調査設計」と呼んでいますが、新設する統計データサイエンス学環では、このようなところから徹底的に鍛えていくつもりです。
つまり、「問題解決・課題解決のメンタリティ」を基盤とした上で、統計学を基礎とした確かな知識とスキルを学生に身につけてもらえるようにしたいと考えています。

數見 「課題解決のメンタリティ」という考え方には、非常に共感するところがあります。最近、従来の「職種」や「専門性」という枠組みそのものが問題解決の邪魔になっているのではないかと感じています。例えば、「データサイエンティストとして入社する」「機械学習エンジニアとして働く」となると、どうしてもその専門領域の中だけで問題を解決しようという発想になりがちです。でも、実際に世の中にある課題を見てみると一つの専門性だけで解決できるケースは多くありません。
むしろ重要なのは、他の専門を持つ人たちと協力したり、自分自身が役割を越境しながら動いたりすることだと思っています。場合によっては、自分が本来担当していなかった領域まで主体的に踏み込まなければ、解決できない問題もあります。だからこそ、「自分の専門は何か」ではなく、「どうすれば問題を解決できるのか」を軸に考える姿勢が、これからますます重要になると感じています。
保科 おっしゃる通りです。新設する統計データサイエンス学環を、「学部」ではなく、「学環」とした狙いもここにあります。学環とは複数の学部が連係してつくる学部相当の教育課程を指します。新学環では、教育人間科学部・経済学部・法学部・経営学部・理工学部の5学部が協力してデータサイエンス教育を行います。そこで、異なる専門領域を横断しながら問題を課題に落とし込み、解決していく思考を養いたいと思っています。
そのためには、まず「考える力」を養うことが重要です。そのために新学環では、「そもそも考えるとはどういうことか」から考える力を学び身につける「基礎ゼミナール」を1・2年次の必修科目として設置します。
この科目ではさらに、「考える力」の土台として、文章を正しく読み取り理解する「読解力」を養い、その上で、「論理的思考力」、「批判的思考力」といった素養を2年間かけて徹底的に鍛えます。最終的には、「問題解決を軸に行動する」という姿勢を学生たちの行動規範として定着させたい。それが、數見さんの求める「越境して活躍する人材」につながれば、理想的ですね。

求められるのは広い知的好奇心でビジネス課題を自ら探せる人材
——ここで改めて、「AI時代に社会で求められるデータサイエンス人材」とはどのような資質を持った人だと思いますか?
數見 私が所属するData Science Centerが求める人材像は、技術だけを追う人ではなく、広い知的好奇心でビジネス課題を自ら探し出せる人です。技術力以前に、論理的思考力、技術への好奇心が求められます。最近は、「オーナーシップ(主体的にやりきる力)」や「リーダーシップ」といったソフトスキルの比重が上がっています。加えて、先ほど申し上げた「越境」の話にも関連しますが、各業務における課題を一つずつ最適化するのではなく、それぞれを立体的に捉えて、サービス全体のどこに問題があり、どこに伸びしろがあるかを見極められる人材の育成が、AI時代には不可欠だと考えています。

もうひとつ、私が最近特に重視しているのが、「好きなことへの熱量」です。例えば、ABEMAなら映像コンテンツが好き、FC町田ゼルビアならサッカーが好きというように、「好き」「得意」といえる領域を持っている人は、課題を「自分ごと」として見つけてくるし、現場に出ることも苦にならない。生成AIで技術的な差が縮まるほど、特定領域への熱量の差がアウトプットを分けると感じています。
もう一歩踏み込むと、「何をよしとするかの基準を言語化し、更新し続けられる人」も強く求めています。今日人間が下した判断は明日にはAIが代替する。だから人間はさらに先の判断をつくりに行く——このサイクルを回せる人が強いですね。組織としては、成果を出すハイパフォーマーの行動特性を「コンピテンシー」として言語化して、全体の底上げを進めています。事業に自ら張り付く、仮説と実験を高速で回す、一般社員にもデータの価値を翻訳できる——こうした行動の背後には常に基準を更新し続ける姿勢、好きなことへの熱量があると考えています。
保科 「コンピテンシー」というと難しそうですが、一般論としては、質問する力、関係構築力、情報整理力といった「人間力」にあたるようなスキルですよね。これに加えて好きなことへの熱量が大切というのは、データサイエンスに興味がある多くの高校生にとって希望になるのではないでしょうか。
——保科先生は、「AI時代に社会で求められるデータサイエンス人材」をどう位置づけていますか?
保科 個人的にはAI時代であってもAI時代の前であっても、データサイエンス人材には「データを駆使して、誰かの困りごとを本気で解決すること」が求められていると考えています。その上で、AI時代だからこそ、自らのスキルをこれまで以上のスピードで更新し、問題解決に貢献し続けられる人材が求められていると思います。
そういう意味では、単にAIを使いこなせる人材ではなく、最新技術を把握できる理論的なバックグラウンドを持ち、「自分ごと」として目の前の人の問題を解決できる「サーバント・リーダーシップ」を持った人材の価値がますます高まると思います。これは、「他者に仕え、世の中をより良い場所にする精神」という青山学院全体で掲げる理想とする人材像にあたるもので、AI時代に求められる人材像ともシンクロしていると思います。

數見 「自分ごと化」というのが本当に重要だと思います。例えば、現場に出ると「問題がある」という感覚をお客様がうまく言語化できていないケースが非常に多い。そこでまず重要になるのが、相手が本当は何に困っているのかを一緒に整理し、問題をクリアにしていくこと。「この人は何を問題だと感じているのか」「最終的に何を実現したいのか」というところまで踏み込んで対話をしていく必要があります。そうやって一緒に言語化していくと、本当に解決すべき課題が少しずつ見えてきます。そのうえで、「これはデータ活用で解決できそうだ」「これは技術的に難しい」といった形で、具体的な解決策を考えられるようになります。
——數見さんは、立地として物理的な距離も近い青山学院大学に新設される統計データサイエンス学環に期待することはありますか?
數見 実はかなり期待しています。その理由は2つあります。1つは5学部との連係という設計です。教育人間科学・経済・法・経営・理工と連係して、独自の専門領域を持ったデータサイエンス人材を育てるというコンセプトは、先ほど申し上げた「課題を言語化できる人材」の育成に直結します。専門の異なる学生同士が議論しながら、横断的な視点で社会課題を発見する経験を積めることは、AI時代にむしろ希少性が増す能力になると思います。
もう1つは産学連携のしやすさです。弊社は青山キャンパスに近い渋谷に本社がありますので、インターンシップ、共同研究、PBL(課題解決型学習)、事例・データ提供など、距離が近いからこそできる関わり方を一緒に設計したいですね。保科先生はスポーツデータ分析にも携わっておられるので、Sports AI Tech Labなどの取り組みでも接点が持てたらと楽しみにしています。
——これに対して、保科先生からも想定している産学連携の取り組みなどがあれば、お聞かせください。
保科 実は個人的には就職につながるような一般的なインターンシップには必ずしも肯定的ではありません。学生の大学で学ぶ時間を圧迫することもありますし、実践的な体験が必ず学生を成長させるわけでもないからです。学生の成長につながる実践的な学びには、よい相手とよいタイミングが必要だと考えています。これに対しもしサイバーエージェントさんと一緒にインターンシップを設計させていただけるのであれば、きっとこの条件を非常によい形で満たせると期待しています。学環でしっかりとデータ分析による問題解決の基礎を身につけた学生が、仕事の進み方や社会人が意思決定の際に考えていることなど、リアルな現場を自分の目で見ることで、学生が「問題解決のメンタリティ」をより強く持ち、自分たちの専門知識の活かし方をより具体的に考えるきっかけになれば理想的です。学生が「おもしろい」「もっと学びたい」と思えるような、実践的・実戦的なインターンシップを一緒に設計できたらいいですね。
——最後におふたりが思い描くAI活用の未来像と次世代の若者へのメッセージをお聞かせください。
數見 AI活用の未来像を考えるときに、「知性」と「判断」は分けて考える必要があると思っています。まず、「知性」の部分、つまり知識を活用したり、情報を整理したり、分析したりする能力については、すでにかなりAIに代替され始めていると感じています。もはや単なる“補助ツール”ではなく、人間の知的作業そのものを肩代わりしつつある段階に来ていると思います。一方で、最後まで人間に残るのは「判断」の部分なのではないかと感じます。何を「正しい」とするのか、どの方向に進むのか、どう意思決定するのか——そうした「判断の質」が他者との差になる世界になると思います。
そんな時代を生きる次世代の皆さんへのメッセージは以下の4つです。1つ目は統計学や数学の基礎をしっかり学ぶこと。AI時代だからこそ、前提となる基礎知識の差が大きな強みになります。2つ目は手を動かし続けること。好奇心は行動に移して初めて力になります。3つ目は現場に出る勇気を持つこと。スポーツなら練習場、広告なら運用現場に足を運んでほしい。4つ目は越境すること。学部、産学、国境——境界を越える経験が、データサイエンティストの幅を決めます。総じて言えるのは、熱量をもって行動し、フィジカルな経験をしておくこと。これが、AI時代における確かな価値になると思います。
保科 AI時代においても人間にしか担えない領域は確実にあり、人間の価値はなくならないと確信しています。これは元同僚の受け売りなのですが、例えば、エジプトのピラミッドなどを見たとき、重機もない時代にどうやってあれをつくったのか想像もできません。これはAIでも同じで、100年後にもっとすごいAIが当たり前に使われる時代になると「AIもない時代にどうやって仕事をしていたんだろう?」と未来の人は疑問に持つようになると思います。
しかし、重機がある現代に、重機を扱う新たな建築手法や職業、法律ができたように、AIが当たり前になる未来にもAIがあるからこそ人間が実現できることがきっと増えていくでしょう。そんな“知能重機”が当たり前にある時代に羽ばたいていく若者たちには、ぜひ新たに実現できることが増えていく変化を心の底から楽しみながら、自分にしかできないやり方を常に考え、それによって世の中をよりよくする挑戦を続けてほしいと考えています。
【プロフィール】
數見 拓朗 KAZUMI Takuro
株式会社サイバーエージェント Data Science Center
2013年、株式会社サイバーエージェントに新卒入社。博士(経済学)。入社後は秋葉原ラボに所属し、自社メディアサービスのデータを活用した機能の開発や運用に従事。2021年、メディア統括本部にてData Science Center設立に携わり、メディア事業の持続的成長を支えるデータ組織づくりを推進。
保科 架風 HOSHINA Ibuki
青山学院大学経営学部 准教授
中央大学大学院理工学研究科数学専攻 博士課程後期課程修了。博士(理学)。滋賀大学データサイエンス教育研究センター助教を経て、現職。2027年4月より青山学院大学統計データサイエンス学環准教授に就任予定。専門は、統計科学、統計的モデリングなど。スポーツデータ分析や企業のデータサイエンス人材育成にも従事している。
【取材協力】
株式会社サイバーエージェント
「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げ、新しい未来のテレビ「ABEMA」をはじめとするメディア&IP事業、国内トップシェアを誇るインターネット広告事業、ゲーム事業を展開している。
詳細はこちら
株式会社サイバーエージェント
※掲載情報は、2026年6月時点のものです。
Text & Photo by データサイエンス百景編集部
UNIVERSITY INFO
School of Statistics and Data Science
既存5学部と連係し、多様な領域の課題に挑む人材を育成
青山学院大学が擁する教育人間科学部、経済学部、法学部、経営学部、理工学部の5学部と連係した「学環」として、多様な領域の課題を解決できる専門性と実践力を兼ね備えたデータサイエンス人材を育成する。BIT VALLEY 渋谷・青山を舞台に、企業との密な連携を視野に入れた実践的な教育を展開し、実データを使った演習や企業との共同研究にも力を入れていく。
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- 【学部独自のカリキュラムでデータサイエンスを学べる学部・学環】
- ■統計データサイエンス学環(2027年4月開設予定)
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- ■文学部 ■教育人間科学部 ■法学部 ■国際政治経済学部
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